日付と時刻のシリアル値とは
日付や時刻の値は、内部的にはシリアル値という値を使って管理しています。
日付のシリアル値は、1900年1月1日が基準日となりシリアル値は「1」となります。ここから1日経過することにシリアル値は1ずつ増加していきます。例えば1900年1月2日のシリアル値は2です。
日付はこのように1900年1月1日から何日経過したかというシリアル値でのみ管理されています。実際に日付を表示する時には、このシリアル値を任意の日付フォーマットに変換して画面に表示します。
時刻のシリアル値は、0時0分0秒が基準時刻としてシリアル値は「0」となります。そして23時59分59秒のシリアル値が「0.999988426」となります。1日を「1」として1日の秒数である「86400」秒で割った値(約0.000011574)が、1秒経過する毎にシリアル値として加算されていきます。
時刻はこのように0時0分0秒から何秒経過したかというシリアル値でのみ管理されています。実際に時刻を表示する時には、このシリアル値を任意の時刻フォーマットに変換して画面に表示します。
日付は整数で時刻は少数点以下の数値で表されますので、1つのシリアル値で日付と時刻の両方を特定する値を持つ事が可能になります。
( Written by Tatsuo Ikura )