書式の定義(数値の書式、正と負で書式を分ける)

広告

数値の書式を設定する時、正の値と負の値で書式を分けて設定することができます。主に負の値をどのように表示するかを設定します。

正の値の書式と負の値の書式をセミコロン(;)で分けて並べて指定します。

(正の数用の書式);(負の数用の書式)

例えば正の値の時には「#,##0」と設定し、負の値の時には「-#,##0」と設定する場合には次のようになります。

#,##0;"-"#,##0

負の値を表すのに「-」記号を付ける代わりに「△」を付けたい場合は次のようになります。

#,##0;"△"#,##0

※任意の文字を書式内で記述する場合にはダブルクオーテーションで囲って記述します。

では実際に試してみます。まずセルB2とセルB3に次のような値を入力します。

書式の定義(数値)

セルB2とセルB3を選択してから「書式」メニューの「セル」をクリックします。

書式の定義(数値)

「セルの書式設定」ダイアログが表示されます。「分類」で「ユーザー定義」をクリックしてから「種類」の箇所に「#,##0;"△"#,##0」と入力します。入力したら「OK」ボタンをクリックして下さい。

書式の定義(数値)

次のようにセルB2とセルB3が自分で定義した書式に従って表示されます。

書式の定義(数値)

負の値の書式設定を行う場合には、負の値に標準で付く「-」マークは無い状態を基準として書式が適用されます。

ゼロの場合の書式を設定する

正の値の書式と負の値の書式だけではなく、ゼロの場合の書式も別に設定する事が出来ます。書式は次のようになります。

(正の数用の書式);(負の数用の書式);(ゼロの場合の書式)

例えば正の値の時には「#,##0」と設定し、負の値の時には「-#,##0」と設定し、ゼロの場合には「(0)」と設定する場合には次のようになります。

#,##0;"-"#,##0;"(0)"

では実際に試してみます。まずセルB4に次のような「0」を入力します。

書式の定義(数値)

セルB2からセルB4を選択してから「書式」メニューの「セル」をクリックします。

書式の定義(数値)

「セルの書式設定」ダイアログが表示されます。「分類」で「ユーザー定義」をクリックしてから「種類」の箇所に「#,##0;"△"#,##0;"(0)"」と入力します。入力したら「OK」ボタンをクリックして下さい。

書式の定義(数値)

次のようにセルB2からセルB4が自分で定義した書式に従って表示されます。

書式の定義(数値)

( Written by Tatsuo Ikura )