数式と値のクリア

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指定したセル領域の数式と値をクリアします。クリアしたいRangeオブジェクトに対して「ClearContents」メソッドを使います。

Dim range1 As Range

Set range1 = Range("A1:B3")
range1.ClearContents

まとめて次のように記述しても構いません。

Range("A1:B3").ClearContents

また同じようなメソッドとして、書式だけをクリアするには「ClearFormats」メソッドを使い、数式と値と書式を全てクリアするには「Clear」メソッドを使います。

Range("A1:B3").ClearFormats
Range("A1:B3").Clear

サンプルプログラム

では簡単なサンプルで試してみましょう。

下記のようなExcelファイルを用意します。

数式と値のクリア

セル領域B2:C2については数式と値をクリアし、セル領域B3:B5については書式をクリアし、セル領域C3:C5については全てを消去してみます。

testcelledit8.bas

Sub テスト()

    Range("B2:C2").ClearContents
    Range("B3:B5").ClearFormats
    Range("C3:C5").Clear
    
End Sub

上記マクロを実行すると次のようになります。

数式と値のクリア

( Written by Tatsuo Ikura )