セルの結合

指定したセル範囲を結合します。セル範囲は長方形の領域である必要があります。結合されたセルには結合する領域の左上にあるセルの値が表示されます。それ以外のセルに含まれていた値は全て削除されます。

セルを結合するには、結合するセル範囲を表すRangeオブジェクトの「MergeCells」プロパティに「True」を設定します。

Dim range1 As Range

Set range1 = Range("A1:C3")
range1.MergeCells = True

まとめて次のように記述しても構いません。

Range("A1:C3").MergeCells = True

サンプルプログラム

では簡単なサンプルで試してみましょう。まず下記のようなExcelファイルを用意します。

セル範囲B2:D2を結合してみます。

testcellmerge1.bas

Sub テスト()

    Dim range1 As Range
    
    Set range1 = Range("B2:D2")
    range1.MergeCells = True
    
End Sub

上記マクロを実行すると次のようになります。

セルが結合されます。結合されたセルには、結合前の左上にあったセルB2の値が表示されています。

セルが結合される時に、左上以外のセルに値が入っている場合は次のような警告ウィンドウが表示されます。(先ほどのサンプルでも表示されました)。

警告ウィンドウが表示されるといったんプログラムの流れが切れます。もし警告ウィンドウを表示したくない場合にはApplicationオブジェクトの「DisplayAlerts」プロパティで設定を行います。詳しくは『メッセージウィンドウの非表示』を参照して下さい。

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