新しい値の直接入力を禁止する
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コンボボックスは値の選択の他に直接値を入力することもできますが、値の入力は出来なくする方法を確認します。
コンボボックスの値の選択方法を指定するには「Style」プロパティを使います。
object.Style [= fmStyle]
値の選択方法または設定方法を設定します。 引数: object 設定するオブジェクトを指定します。 fmStyle 値の設定方法を指定します。
設定可能な値は次の通りです。
定数 | 値 | 選択方法 |
---|---|---|
fmStyleDropDownCombo | 0 | 編集領域に値を入力したり、選択項目のリストから値を選択することができます。 |
fmStyleDropDownList | 2 | リストボックスとして機能します。リストから値を選択しなければなりません。 |
デフォルトの値は「fmStyleDropDownCombo」です。直接入力を禁止したい場合には「fmStyleDropDownList」を設定します。
実際の使い方としては次のようになります。
sampleForm.foodsCombo.Style = fmStyleDropDownList
サンプルプログラム
では簡単なサンプルで試してみましょう。
Sub テスト() Load sampleForm sampleForm.foodsCombo.AddItem "りんご" sampleForm.foodsCombo.AddItem "オレンジ" sampleForm.foodsCombo.AddItem "メロン" sampleForm.foodsCombo.Style = fmStyleDropDownList sampleForm.Show End Sub
上記マクロを実行すると次のように表示されます。見た目は今までと同じですが直接入力は行えなくなっています。
プロパティウィンドウで値を指定する
「Style」プロパティに関する設定はプロパティウィンドウで指定が出来ますので、値が決まっている場合は設計の時点で設定をしておくことも可能です。プロパティウィンドウの「Style」の箇所の右側にある下矢印をクリックして値を選択します。
( Written by Tatsuo Ikura )