スクロールバーの設置

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テキストボックスにスクロールバーを設置します。

テキストボックスでスクロールバーを設置するには「ScrollBars」プロパティを使います。

コントロールに垂直スクロールバー、水平スクロールバーを表示するかどう
かを設定します。

引数:
  object  設定するオブジェクトを指定します。
  fmScrollBars  どのスクロールバーを表示するかを指定します。

設置可能な値は以下の通りです。

定数スクロールバー
fmScrollBarsNone0スクロールバーを表示しません
fmScrollBarsHorizontal1水平スクロールバーを表示します
fmScrollBarsVertical2垂直スクロールバーを表示します
fmScrollBarsBoth3水平スクロールバーと垂直スクロールバーの両方を表示します

デフォルトの値は「fmScrollBarsNone」となっておりスクロールバーを表示しません。

実際の使い方としては次のようになります。

sampleForm.nameText.ScrollBars = fmScrollBarsVertical

サンプルプログラム

では簡単なサンプルで試してみましょう。

testTextbox8.bas

Sub テスト()
    Load sampleForm
    sampleForm.nameText.MultiLine = True
    sampleForm.nameText.ScrollBars = fmScrollBarsVertical
    sampleForm.Show
End Sub

上記マクロを実行すると次のように表示されます。

スクロールバーの表示

スクロールバーは必要無い時には表示されていませんが、次のように大量のテキストを入力した場合で1画面で収まらない場合など必要になった時にスクロールバーが表示されます。

スクロールバーの表示

プロパティウィンドウで値を指定する

「ScrollBars」プロパティはプロパティウィンドウで指定が出来ますので、値が決まっている場合は設計の時点で設定をしておくことも可能です。プロパティウィンドウの「ScrollBars」の箇所の右側にある下矢印をクリックして値を選択して下さい。

スクロールバーの表示

( Written by Tatsuo Ikura )