論理否定(NOT)
論理否定はある論理式の結果を反転させます。つまりTRUEの結果に対してはFALSEを、FALSEの結果に対してはTRUEを返します。
=NOT(論理式)
NOTはANDやORと組み合わせて利用する場合が多いです。
=NOT(AND(条件式1, 条件式2))
この場合は、条件式1と条件式2が両方ともTRUEの場合にFALSEとなります。
では実際の例で試してみましょう。
1.元となるExcelを用意する
下記のようなExcelシートを用意します。
算数の点数が記載されています。合格点は75点とし合格かどうかを判定してみます。
2.条件処理の結果を表示するセルを選択
判定を表示するセルを選択します。
結果を表示するセルは「C3」です。
3.関数の設定
挿入する関数を選択します。メニューの「挿入」から「関数」を選択します。
「関数の検索」で「not」を入力し、「関数名」で「NOT」が選択されていることを確認してから「OK」ボタンをクリックします。
「論理式」に条件式を記述します。算数の得点が75点より小さいかどうかを判定し、その結果を反転させます。
入力したら「OK」ボタンをクリックします。
4.結果の表示
論理式がTRUEならば結果としてFALSEを、FALSEの場合は結果としてTRUEを表示します。
また他のセルにも同様に適用してみると下記のような結果となります。(1つのセルに含まれる関数や計算式を他のセルに適用する方法は『セルに含まれる計算式を他のセルにコピーする』を参照して下さい)。
( Written by Tatsuo Ikura )