指定の値の倍数になるように切り捨てる(FLOOR)

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対象となる数値が、引数で指定した基準の値の倍数になるように切り捨てます。例えば23という値を基準値5の倍数になるように切り捨てると20になります。

=FLOOR(対象となる数値が含まれるセル, 基準値)

対象となる数値は、基準値の倍数の値の中から対象となる元の数値を超えない数値の中で最も近い整数に切り捨てられます。

では実際に試して見ます。

1.元となるExcelを用意しセルを選択する

下記のようなExcelシートを用意します。

FLOOR関数のテスト

切り捨ての対象となる数値が含まれている列をB列、基準となる値が含まれている列をC列とします。まずはセルB3の値を基準値としてC3の値を使って切り捨ててみましょう。

2.結果を表示するセルを選択

切り捨てた結果を表示するセルを選択します。

FLOOR関数のテスト

結果を表示するセルは「D3」です。

3.関数の設定

挿入する関数を選択します。メニューの「挿入」から「関数」を選択します。

FLOOR関数のテスト

「関数の検索」で「floor」を入力し、「関数名」で「FLOOR」が選択されていることを確認してから「OK」ボタンをクリックします。

FLOOR関数のテスト

「数値」の箇所に対象となる数値を入力するか数値が含まれているセルを指定します。

FLOOR関数のテスト

「基準値」の箇所に切捨ての基準値となる数値をを入力するか数値が含まれているセルを指定します。

FLOOR関数のテスト

最後に「OK」ボタンをクリックします。

4.結果の表示

下記のように対象のセルに含まれる数値が基準値の整数倍になるように切り捨てられた値が表示されます。

FLOOR関数のテスト

直接セルに対して「=FLOOR(B3,C3)」と入力しても同じ結果となります。

また他のセルにも同様に適用してみると下記のような結果となります。(1つのセルに含まれる関数や計算式を他のセルに適用する方法は『セルに含まれる計算式を他のセルにコピーする』を参照して下さい)。

FLOOR関数のテスト

( Written by Tatsuo Ikura )