1文字目だけ大文字に変換(PROPER)

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セルに入力されている文字に対して1文字だけ大文字に、それ以外の文字は全て小文字に変換します。対象となるのはアルファベットだけで半角の文字は半角へ、全角の文字は全角へ変換します。

=PROPER(対象となる文字列が含まれるセル)

セル内にアルファベットで構成される文字のブロックが複数ある場合には、それぞれのブロックに対して1文字目が大文字目にそれ以降の文字が小文字になります。

では実際に試して見ます。

1.元となるExcelを用意

下記のようなExcelシートを用意します。

PROPER関数のテスト

変換の対象となるセルは「B2」です。

2.変換後の結果を表示するセルを選択

全て小文字に変換した結果を表示するセルを選択します。

PROPER関数のテスト

変換後の結果を表示するセルは「C2」です。

3.関数の設定

挿入する関数を選択します。メニューの「挿入」から「関数」を選択します。

PROPER関数のテスト

「関数の検索」で「proper」を検索し、「関数名」の中から「PROPER」を選択してから「OK」ボタンをクリックします。

PROPER関数のテスト

「文字列」の箇所に今回の変換を行いたい文字が含まれるセルの位置を入力します。今回の場合は「B2」となります。入力したら「OK」ボタンをクリックします。

PROPER関数のテスト

4.結果の表示

下記のように対象のセルに含まれる文字が、1文字目が大文字に2文字目以降が小文字になって表示されます。

PROPER関数のテスト

直接セルに対して「=PROPER(B2)」と入力しても同じ結果となります。

また他のセルにも同様に適用してみると下記のような結果となります。(1つのセルに含まれる関数や計算式を他のセルに適用する方法は『セルに含まれる計算式を他のセルにコピーする』を参照して下さい)。

PROPER関数のテスト

セルの中にアルファベット以外の文字がある場合(例えば空白で区切られていたり、アルファベット以外の文字などが間に挟まっていたりする場合)には、アルファベットのブロック毎に今回の変換が適用されていることが分かります。

( Written by Tatsuo Ikura )